BREED「4/29スペシャル BEEF-LAB ART 2015」
2014年和牛の輸出量は量・金額ともに過去最高を記録した。同年6月にEUへの輸出が解禁されたことや、国内の赤身肉ブームを受けて余剰感のあるサーロイン等高級部位の販路開拓を目論んで、JAや大手食肉卸が輸出に力を入れていることも後押ししていると思われる。また訪日外国人が1300万人を突破し、外国人観光客のお目当ての一つとして和牛が人気を博しているそうだ。和牛は日本が誇る食材であり、外国でもその人気が高まることは喜ばしい限りだ。
おかげ様でBEEF-LAB.comも2012年12月の開設以来緩やかながら閲読数を増やしてきた。和牛解体動画「牛肉解体新書」は累計再生回数が8万回を超え、2013年の4/29特集として公開した「牛肉部位分割図」は全国の焼肉店さんからお店で飾らせて欲しいとのリクエストをいただいており、昨年末にシンガポールにオープンしたあの「BEEF YAKINIKU DINING YAKINIQUEST」さんでも飾っていただいている。ありがたい。また外国からのアクセスもそれなりに多く、こんなことからも世界中で和牛人気が高まっていることを実感している。
そこで2015年の4月29日“よい肉の日”スペシャルとして、再びデザイン会社「コンソメデザイン・ブロック」さんにご協力いただき、新しい和牛アートを作成した。かつてアメリカ兵が日本をはじめとする海外基地から帰国する際に、お土産として数多く作成された“スーベニア・ジャケット”(日本では“スカジャン”)をモチーフに、細部にまでこだわってデザインを施した。かなりCOOLな出来栄えと自画自賛している。もちろんTシャツ化なども視野に入れている。
和牛人気が世界中で高まることを願い、今回もダウンロード・フリーで公開させていただく。PCやスマホの壁紙としてご利用いただければ幸いだ。もしも店舗等でポスターなどとしてご利用いただく際には、関係者の励みにもなるので一声かけていただけるとうれしい。なお本アートはあくまで壁紙用に公開しているので、このアートを利用してのグッズ製作などは固くお断りさせていただく。
世の中では「肉フェス」や「大牛肉博」など肉イベントが活況を呈し、「ウルフギャング」「いきなりステーキ」などステーキ店も人気を博しており、牛肉料理が近年まれにみる盛り上がりを見せている。しかし、一方ではシリーズ連載「和牛クライシス」でお伝えしている通り、和牛を取り巻く環境は厳しさを増している。これからもBEEF-LAB.comは、和牛が末永く、世界中で愛されるように、微力ながら応援していきたい。